研修会報告「多職種連携・協働による口腔ケア推進研修会㏌益田」

研修会報告「多職種連携・協働による口腔ケア推進研修会in益田」

日時:8月27日(日) 10:00~12:00
場所:在宅医療介護連携・研修センター
コース名:臨床研修コース 摂食嚥下療法の基本技術
演題多職種連携・協働による口腔ケア推進研修会~見つける・繋ぐ・成果を出す~
講師名:社会福祉法人梅寿会「ますだ」ハイツ 歯科衛生士 神代 さつき氏
参加人数:合計38名(内訳)会員(歯科衛生士12名) 会員外(歯科衛生士1名 介護施設職員21名 看護師3名 
                           言語聴覚士1名)

 多職種連携・協働による口腔ケア推進研修会は、平成27年度から開始し好評を得てきた。研修会のアンケート結果から地区での研修開催の要望が多く、今年度は益田市にて開催した。地元の会員歯科衛生士でもある神代さつき氏を講師に迎え介護現場での歯科衛生士の役割を含め、口腔ケアについて具体的な清掃の仕方等を簡単な演習を交えながらお話しいただいた。       
 講演では、介護現場の患者様は診療所に来院される患者様と違い意思疎通が困難な方も多く、コミュニケーションを取り、口腔内だけでなく全身状態やその方を取り巻く環境を把握しながら口腔ケアを行うことが大切であること、施設での歯科衛生士が行う業務説明を聞いて介護現場での歯科衛生士の役割について理解することができた。
 演習では、スナック菓子を使い咀嚼について学ぶとともに飲み込みや介助方法について知ることができた。歯みがきの相互実習では、介助する側とされる側両方を体感することができた。

 今回は事前に質問を聞き、講演内容に入れ込むことで受講者の悩みも解決できたように思う。また、今回の研修会で得た知識は他職種の参加者が職場ですぐにでも活かせる内容だったと思う。
 演習における若干の課題を残しつつも、受講者からは概ね好評を得て無事に終了した。
 
〇アンケート結果より 回答者28人 回収率73.7%
 回答者は、介護職が最も多く19人だった。
 講演について、「とてもわかりやすく体験できる学び方が良かった。」「口腔ケアの大切さが再認識できた」等、全員が満足と回答し、実習は時間不足との意見があったがほとんどの者が満足していた。
 職場で活用できることは保湿剤や介助の方法、義歯の管理、含嗽困難者の清拭や歯磨き方法などであり、8割強が伝達できるとの回答だった。
 介護現場に歯科衛生士は必要と思っている者は、95.5%あった。
 また「介護現場で歯科衛生士に求めることは」の問いは複数選択形式で行ったところ、「介護職員の口腔ケアに係る技術的助言、指導」が最も多かった。
 このたびのアンケート結果から、診療所以外での歯科衛生士の活躍が期待されていることがうかがえた。今後、私たち歯科衛生士はもっと研鑽を重ね社会のニーズに応えていかなければならない。

 

8.27 多職種連携・協働による口腔ケア推進研修会    講師の神代さつき氏

 

8.27 多職種連携・協働による口腔ケア推進研修会      演習の様子