第3次生涯研修 リフレッシュコース・摂食嚥下療法の基本技術研修会報告

           多職種連携・協働による口腔ケア推進研修会
               (在宅ケア連携推進研修会)

日時:1月24日(日) 10:00~15:00
場所:浜田総合福祉センター
演題:講演Ⅰ「地域包括ケアシステムにおける歯科の役割」        
   講師名 江津市地域包括支援センター センター長 村上 郁夫先生
   講演Ⅱ「多職種連携によるチームアプローチ
           ~小規模多機能と訪問口腔ケアの活動を通して~」
   演習 「地域における口腔ケアの実践」(口腔についての基礎知識と口腔ケア)
   講師名 小規模多機能型居宅介護 時の里管理者(歯科衛生士) 高場 由紀美先生

参加人数:合計43名

 東西に長い島根県の在宅ケア連携を推進するために、2会場に分かれての研修会を実施した。2回目となる今回は、江津市地域包括支援センターのセンター長より、介護保険の概要説明から、江津市における地域ケアシステムの取り組みについて話があり、なかでも2次予防事業における口腔機能向上教室の取り組みについては、各市町村で独自に展開している内容であるため、具体的な内容紹介がありとても参考になった。

 歯科衛生士として、また介護現場での先駆者として活躍されている高場先生からは、口腔ケアにおける観察点や実際の手技のポイントの話から多くの学びを得ることができた。多職種と歯科医療者とがペアになり行った実習では「実際に注意深く口の中を見て触ることで今までとは全く違ったケアになる」「今後もこのような研修会があれば職場のスタッフを誘ってぜひ参加したい」などの感想があり、今後の多職種との繋がりを楽しみに思える出会いもあった。「1つ1つ丁寧に話し合う、向き合う」ことの大切さを伝えられた内容からは、私たち歯科衛生士が介護現場で向き合うお口は、関わったすべての人が語り続ける「命」であるということを忘れずに、多職種で顔の見える連携をしていくことを、多職種、同職種そして地域へ発信し続けたいと強く思う研修会となった。

 また、コーディネーターとして高場先生にも参加していただき、介護現場で抱えている不安や悩みの解決を目的としランチョンミーティングを開催した。様々な職域で活動している歯科衛生士が集い、それぞれの現場の悩みなどの情報交換の場となった。そのことから、改めて私たち歯科衛生士の活躍の場が多岐に渡っていることを実感した。また、それぞれのフィールドで少人数で奮闘しているため、多職種連携とともに多職域で活動する歯科衛生士同士の繋がりや日々の学びを共有することの、今後の展望課題が見えてくる有意義な時間となった。